こんばんは!Sminovです!
新しいヨーヨーを買いました!節約頑張ってる風な投稿しているのにも関わらずですが……
これです!
はい、またしてもヨーヨーファクトリー・シャッターです。
Q.いくつシャッター(オリジナル)持ってますの?
A.買って売ってを繰り返して今4つです。
シャッターについては以下の記事でも触れています。
結局、私にはこれが最高のヨーヨーではないかと思います。
性能的に、と言われるといくらでも他に候補が挙がりそうですけどね。
その理由は以下の通りです。
- 性能が十分。できない技がほぼ無い。ガチ使いには心もとないが、気軽に振るのにも向く。
- 壊れてもブレても流通量が尋常でないので替えがいくらでも効く
- カラーバリエーションが豊富で気分やファッションに合わせて選べる
大きく言ってこの3点です。
性能云々に関しては、そもそも性能の限界を引き出せる腕を私が持っていないせいもありますけども。
最高のヨーヨーは人によって定義が違うと思います。
よって人によって違いますから、フリーハンドという人もいればクラウン、ミラージュという人もいると思います。
とりわけシャッターに関しては派生モデルが数多く出るほど素体が評価されているようで、私の結論も割と大それたこと言っていないんじゃないかと思います(笑)
ワイドアングル、バイメタル、チタン、スチール、66%、SHU-TA……漏れありますかね?
初期のシャッター
初期は確か2013年頃だったと思います。フルメタルは1万円が当たり前だったころに、5千台のフルメタルヨーヨーとして、突如出てきました。
しかし日本ではさほど盛り上がらなかったように感じます。
なぜなら大会で優勝するようなヨーヨーは結局1万円超えが当たり前でしたから。
2010年のノーススターはともかく(めちゃくちゃ流行った)、それ以降はポジトロン、アングラム、バラクーダと全て今からすればハイエンドモデルです。
低価格なフルメタルヨーヨーこそ存在していて、ゴッドトリックスのバウンティハンターなどは話題になってはいました。
今は低価格のクラウンも、初代は超々ジュラルミンを採用していたのでむしろ高級機種でした。
2014年にジェントリー選手がシャッターを使って優勝という、機種のコストからしたらとんでもない記録を作っておきながら、それでも流行った感じはありませんでした。
というのも初期型は重量感も動かしやすさもイマイチだったように記憶しています。
ジェネシスというヨーヨーが69g(リランチ)と、今では超重量級でありながら、とてつもなく動かしやすかったからです。
すでに1万円クラスのジェネシスやカタリスト、スーパーG、シャクラーの名演で名機になったロックスターを手にしていれば、当時のシャッターはただの下位互換のような位置にいたのではないかと思います。
なら初心者向けにはどうなのか?と疑問に思われるでしょうが、
「そもそも初心者はプラヨーで腕磨け。フルメタルは何買ったらいいかわからない内は買うな」が当たり前でした。
ただ当時でも初心者向けとして発表された、サムシングのファーミーなどはありました。
モデルチェンジを受ける
2016年頃……リワインド渋谷店が出来た年ですね。この頃にシャッターがマイナーチェンジを受けることになります。
それもずばり「軽量化」です。
そもそも重量感のあるフィーリングが売りだったのに、そんな「長所をオミットするテコ入れして大丈夫か?」と思いました。
ちなみにこの少し前にスピンギアで2014年モデルのシャッター(初期型にセンタートラックベアリング搭載したモデル)を買い、準メイン機種になっていました。
このマイナーチェンジに関して、「ようやく国内で使えるようになった」という評価があったと思います。裏を返せば「そもそも国内で通用しなかったよ」って言われているようなものですね……
それもそのはずで、日本はスタイルや音楽性よりもとにかく加点効率が重視されるスピードプレイ大国で、2013年辺り以降は特にその傾向が強くなり、スピードプレイのできないヨーヨーは形骸になってしまいました。
それまでは「ある程度のごちゃ系+スペシャルトリック」という構成が多かったのですけどね。
そりゃ日本ではヨーヨーはサブカルチャーというよりも競技ライクなホビーになってしまうわけで。
脱線しましたが、マイナーチェンジを受けたシャッターを買ったのですが、確か2~3g程度落とされてしまったので、扱いの難しい繊細なヨーヨーになってしまいました。
正直私の肌感には合わなかったですが、このモデルも長期間生産されることになります。
コロナ禍で御三家入り?
時は令和へ、そしてコロナ禍へ。
中村名人のハイパーヨーヨートリックチャレンジをきっかけにヨーヨーブームが起きたようです。
ここでヨーヨーを始めた場合は「自粛勢」と呼ばれるって本当なんですかね?
ブームと言われるのも違いは無くて、バインド入門向けヨーヨーとして紹介されたクラウンが常に売り切れという状態が数か月続きます。
ヨーヨーの新製品が発売直後に売り切れることは珍しいことでは無かったですが、需要が落ち着いてからの、しかも量産品が常に売り切れるというのはまさしく異常事態でした。
ここでリワインドさんからプッシュされる「サイバークラッシュ」と「ラディウス・ネクサス」。
C3偏重ですが彼らもまた爆売れすることになります。
サイバークラッシュは安価ゆえに3A需要もあり、今でも品薄寄りのようです。
リワインドさんからさらにフルメタルの追加の紹介がありました。
ここで出てくるのが「ミラージュ」とようやく「シャッター」です。
どことなく「クラウン」「ミラージュ」「シャッター」の御三家がメーカーと国を代表している感じがしますよね。
シャッターだけは中国生産ですが(汗)
次のハイパーヨーヨーの御三家はC3、YYF、JTですかね?さすがにヨメガは入れないとという感じがしますけどね。
クラウンもミラージュも品薄が続き、そのせいかメ○カリ等で異常な値段がつくような事態が発生してしまうほどになっていました。いわゆる転売ヤーの目に留まってしまったわけですね。
ただ、シャッターだけは値段も売れ方も落ち着いているような感じがしましたね。
ロットによる性能差こそありますがクラウン(最終型)やミラージュより販売期間も長く、前述のように流通量が尋常でないので、買えど買えど出てくる……
2021年モデルの登場
そんな”ハイパーでない”ヨーヨーブームの中、シャッターの最新モデルが登場します。
外見で言えば特徴的であったシャッターロゴを廃しシンプルな文字のみの刻印にとどまるようになります。
ロゴを廃しても「シャッターだ」とわかる形状であり、コピーモデルもほとんど出回らないあたり、徹底的にユニークなヨーヨーだなと思います。
スレイプニルコピーはたくさん作られましたし、いまでも定番形状になっていますね。
形状こそ大幅な変更はありませんが、1.4g程度の重量アップが施されます。
フィンガースピンスポットが気持ち広くなったかなーという見た目にはなっています。
なので外周にうまいこと重量を追加できているのかな?という感じです。
重量増とはいえ初期頃のロットのような粘っこいフィーリングはなく、2016年モデルに程よく安定感を足したフィーリングになりました。
ようやく「クセのない」モデルになったような感じがします。
クラウンが回転力強化のテコ入れをされて競合するような性能になったかと思われますが、やはり形状の違いは大きくあるので、別物ですね。
落ち着いて腰据えてやるトリックに関してはシャッターのほうがやりやすい…というよりは楽しくできる感触があるので、やはり私はシャッターが好きですね。
形状の丸さから体にあたっても痛くなく、キャッチが柔らかい点も気に入っています。
これからのシャッター
ヨーヨーファクトリーのインスタグラムにて、シャッターロゴのついたシャッターを梱包している動画がアップロードされていました。
そのため、「シャッターロゴを復活したモデルへ変更」または「旧ロットの並行生産」のどちらかが実施されるのではないかと予測されます。
バイメタルやチタンヨーヨーの登場で「安価なのに大会でも戦えるヨーヨー」の地位は少々厳しいものになってしまいました。
価格帯でもC3からサイバークラッシュやレーヴァテインという強敵がいますし、安さを売りにした中国ブランドも性能が向上してきています。
しかしながらガチ使用しても良し、エンジョイでも良しである性能の信頼感と、もはや機種名自体がブランドと化している点などから、そうそう簡単に生産終了となることもないでしょう。
来年で誕生10周年となるシャッター、何かしらの記念モデルが出ると思います。ヒットマンXみたくね。
ぜひ次の10年も、初心者にはフルメタルヨーヨーの性能を手にする喜びを、上級者には頼れる性能で遊ぶ喜びを、与え続けてくれる機種でいてくれると嬉しいですね。
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