こんばんは!Sminovです。
今回はプラモデル趣味について紹介していきます。
私はプラモデル作りが好きですが、かといって塗装やディテールにこだわる腕もないため、組んで終わる、いわゆる「パチ組勢」です。
墨入れとクリア吹き、デカール貼り程度はすることもありますが……
最近のプラモデルは色分けとかもしっかりしていますから、それでも十分な仕上がりになるのですよね。
中でもガンプラ(HGUC)はたくさん作っていますし、模型コーナーに入れば30分以上は平気で入り浸ることができました。パッケージのイラストや解説を見るだけでもワクワクしていましたしね。
プラモデル事情
ガンプラ品薄問題
しかし、昨今の高額転売や問屋の不正などの影響からガンプラは品薄になり、今までのように模型コーナーに入り浸ったりなどの面白さが奪われてしまいました。
学生時代に通っていた某カメラ量販店の模型コーナーにガンプラの姿がまるで無かったのは、とても悲しかったですね。
最近はようやく大手のお店では流れ始めたようですが、それでも秒殺が当たり前のようで、以前のように戻るには時間がかかるように思われます。
それと同時にHGUCシリーズでは高品質化に伴って値段も上がりつつあります。初心者や子供たちを模型沼に引きずり込むには少々お高めになってきました。
代替案?
そこで最近私が作っているのがアオシマ社製の「ザ☆スナップキット」シリーズです。
早い話、スナップフィットで作れる車の模型です。 「ガンダムじゃないんかい」と思われるかもしれませんが、そこはご愛敬で…あくまで一趣味としては同じ「プラモデル」というくくりなので。
ガンプラからガンダムファンになった方も少なくないはずで、このプラモデルからエンスーが生まれてもおかしくないのでは、と私は思っています。
カーモデルのハードル
車のプラモデルと聞いて、どういった印象を持つでしょうか?
私の場合、次のような印象を持ちます。
- 部品の塗分けが塗装前提
- 接着剤がないと作れない、接着が難しい
- 値段が高め
これは実際にそうなので……ちゃんとしたカーモデル作れる人は本当に尊敬します。
塗装不要モデル自体は出ていましたが、それ以外は解決されないままでした。
初心者にはやはりカーモデルは敷居が高いものでは無いでしょうか。
ハードルを取り払う
そのような問題を解決して登場したのがこの「ザ☆スナップキット」です。
ガンプラと同じスナップフィットで作ることができますし、色分けも最低限行われています。
それゆえ、本当に楽に作れるプラモデルです。
ニッパーさえあれば作れます。ピンセットはあったほうが良いですが。
このシリーズ、最初はハスラーとプリウス、後発で86やC-HR程度のラインナップで「ファミリー層向けかなぁ」と思っていたら、90スープラ等のスポーツカーやハコスカのような旧車も出てきました。
最新ではS30型フェアレディZやランボルギーニ・アヴェンタドールSが出ています。
4月には待望のR32型スカイラインGT-Rも出てきます…!
私個人的には6月に追加でレッドパールが出るのでそこもアツいかなと思っています!
カラーバリエーション豊富に製品ラインナップしている点も評価できます。最低4色、86では6色も発売されています。
製品レビュー
今回作るのは「スカイラインGT-R R34 Nur」です。
カラーはNur専用のミレニアムジェイドです。他にもミッドナイトパープルやベイサイドブルー等の「お約束」カラーもラインナップされています。
箱の中身はこのような感じです。
部品があって、子供でも読みやすそうな説明書と、シールがあります。
グリル部分とライトの電飾部分はシール再現になっている部分もあります。
組み立てやすさに関しては申し分なく、ランナー同士をあちこち行き来する必要がありません。というか行き来するほど部品数もありません。
この製品で一番大変なのは、冒頭のシール貼りであって、この丁寧さで仕上がりが95%変わってくると思います。
あとの5%はバリ取りをちゃんとやるか、くらいです。
小さいですがちゃんとGT-Rのエンブレムがついてきます。
黒の縁取りが若干チープですが、Nur仕様とそうでないものと二種のエンブレムが付きます。
この窓枠部分のシールがおそらく最上級に難しいです。
組み立ててからでないと正解かわからないこともある上、大体隙間が出来てしまうからです。
シール貼りはここまでくらいで、以下からワクワクの組み立てタイムです。
唐突に顔面ですが、メッキパーツとクリアパーツでこの再現です。相当クオリティ高いと思います。
実はよく見るとクリアパーツの真ん中が「骨」になっているのですが、全然わかりませんね。
この辺謎の技術なのですが、「折って作るキャビン」です。上の写真の部品が…
こうなります(一か所折っていない)。シート等塗分けする前提でないならこうもできるよ、という技術を見せつけられた感じです……。
ホイールに関しては大体の場合がメッキシールが付いてくるに留まるのですが、なんとR34では全塗装済みの贅沢仕様です!
エンブレムはさすがにシールですし、ゴムタイヤ部分は樹脂になっています。
説明するのもはばかられるくらい簡単な作業で完成となります。
いかがでしょう!この出来!
え?「車高が高い」って?
それではこれでどうでしょう?
このように一部のキットでは改造せずとも車高調整が可能です。正直二者の間くらいが私は好きです。
後ろは特にローダウンの効果が出ているように感じます。
GT-Rはやっぱり顔面の力があってナンボですよね。
やっぱりちょっとシール周りが気になっちゃうのは否めないですね。
SKYLINEの掘り込みがあったり、鍵穴再現用のシールがあったり、ディテールが凄いところもある一方で、マフラーがトッポ(最後まで樹脂たっぷり)だったりエンブレムの黒抜きがイマイチだったり、一長一短なところがあります。
あと塗装に謎の斜線が入るのも塗装工程のクセなのですかね?(トランク部分等に顕著)
窓枠のシールはだいぶ丁寧にやったつもりなので雑さが目立たず良かった次第で。
ディテールが気になる部分はガンプラマーカー等で挑戦していけるような値段なのも、模型初心者には優しいところですね。
インパネ類は単色パーツにシール再現ですが、こう覗き込む分には十分ではないでしょうか。
むしろミニチュア感が出て良いというか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「ザ☆スナップキット スカイライン GT-R (R34) V-Spec II Nur」を紹介してきました。
パッケージに「楽プラ」とある通り、看板に偽り無しで、実作業30分~1時間でできてしまいます。
初心者の方はもちろん、上級者でも「とにかく頭数揃えたい」「実験台が欲しい」等のニーズにも、比較的簡単に沿えるのではないでしょうか。
もちろん、1500程度で安価かつ、カラーバリエーションが豊富なので、色を揃えてコレクションをしていく楽しみもあります。
400円ガチャの組み立てカーミニチュアの上位互換のような見方をしても良いかも。
丁寧に作れば飾っても満足度の高い、「安かろう悪かろうと侮るなかれ」な逸品だと思います。
車のプラモデルに挑戦してみたいけど中々手を付けられない方、模型をやりたいけど時間がない方、私のようにガンプラ難民の方、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?
私の「ザ☆スナップキット」シリーズのコレクションを紹介しまして、締めとしたいと思います。
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