こんばんは!Sminovです。
タイトルの通り、私の好きなアーティストのAimerのコンサートがありましたので、行ってきました!
自分語り入りますので、2項目目から見て頂けるとテンポが良いです……
Aimerファンになったきっかけ
私はそもそも音楽が好きですし、(一応)特技としています。
しかし、アーティストのライブの類、とりわけソロ歌手のライブに自主的に行き始めたのは彼女が初めてで、今のところ唯一です。
それまで好きなアーティストがいなかったかというとそんなことも無いのですが、ここまでハマったのは初めてなんですね。
両親はサザンを聴くし、兄はバンプやアジカンを聴き、周囲ではオレンジレンジが流行っているような、そんな音楽に相当恵まれた世代であったにもかかわらず。
流行に逆張りしがちだったのもありますが、それまであまり刺さらなかったんです。
中高時代は歌唱力や曲の完成度よりもキャラクター押しの強いアニソンばかり追っていました。
Aimerさんの名前自体はガンダムUCやFate[UBW]で見ていたと思いますが、当時はガッツリ刺さることも無く。
まどマギの影響もあって、歌上手いユニットとしてはKalafinaの方が印象が強かった気がしています。ちょっと上から目線ですが。
ある時、私の好きな作品である「Fate stay/night」の最終章、Heaven’s Feel の劇場版が発表、公開されます。
第一章までは普通に見ました。ここまでAimerさんもノーマークです。映画の内容を語っても良いけれどそこはまた今度で。
やはり衝撃だった第二章。ヒロインの間桐桜の心理描写が重く、痛々しく推移していく中、ついには(無意識に)兄に手をかけ闇に落ちていく様は、曲の禍々しい表現とのシンクロから心底恐ろしくなるほどでした。
そこで劇中最後にかかる「I beg you」までの流れが完璧でした。できるなら作品のクライマックスシーンからの流れを多くの人に見てもらいたい……。
そしてこの曲自体が素晴らしかった。梶浦さんほんと凄い。
歌詞と曲だけでも恐ろしく、韻踏みがリズミカルで、愛情に溢れている。
その歌を、狂人のようでなおかつ少女の悲しみを込めて歌うことのできるこの人(Aimerさん)は、なんてすごいのだろう、と思ってしまいました。
当のご本人は「腫れ物に触るよう」に歌ったと仰っています(※)。
(※)月刊ニュータイプ 2020年5月号
今でこそテレビで見ない日は無い浜辺美波さんがMVに起用されています(FateHF主題歌3作品)。
そうしては私は「Aimer沼」に落ちていくことになります。過去楽曲もほとんど入手しました。アルバムは全部買いました。
私が初めて行ったライブである「rouge de bleu」静岡公演で聴いた生の声は、時に心を優しく包み、時に突き刺すような声でした。
独特に声質も当然ながら、そのビブラートに毎度感動してしまいます。
さいたまSAでのライブにも行き、今回で3回目となります。
ちなみに4回目は名古屋に行くのが確定しています(笑)
Walpurgisnacht
楽曲
今回のコンサートで歌われた楽曲については、アルバム「Walpurgis」の楽曲を中心に、選曲されていました。MCでもそう仰っていました。
なので、先日オンラインライブで歌われていた内容と大体は重複しています。
とはいえ生で聴くのとオンラインでは大違いですけどね……オンラインでも遜色無い「生ライブ」感が味わえたので技術の進歩を感じるなどと。
大谷資料館でのパフォーマンス、非常に寒そうだったのを覚えています。
上記に加えて「鬼滅の刃」の主題歌、「残響散歌」「朝が来る」が追加されていて、大注目だったと思われます。
やはりこの辺りを生で聴いたというのは、非Aimerファン相手にも良い話題になるのかなと思います。
演出
ステージ演出もプロジェクションマッピングをふんだんに使い凝った演出がされていて、ド迫力でした。オンラインライブから逆輸入されたかのような。
星が降る演出だとか傘が飛び交う演出だとか、はたまた一室にいるような演出……ライブを重ねるごとに進化している感じがしますし、何ならオンラインライブを糧に成長しているような感じすら見受けられます。
それでもあくまで歌が主役であることを超えないレベルでやってくれているから良いですね!
バンド
のことについて上手い下手言える人間ではないですが、とにかく安心して聴いていられます。
個人的に宮川さんの職人っぽいドラムが好きで。流れている音楽に対して「欲しいタイミング」にしっかり綺麗なアクセントで音が入ってくるので聴いていて本当に気持ちがいいのです……。ポケットって言うのかな?
全員が手練れであって、「演奏する」というよりは「音楽の懐を広げる(?)」ような音楽づくりをする感じなので、ものすごく勉強になります。
今回はそもそもアコースティックな曲が少なく、アンコールまでフルバンドの豪華仕様だったので”セッション”を存分に味わうことができます。
アコースティックアレンジも聴きたいですけどね。
会場
今回の会場は「神奈川県民ホール」、地元でも「県民ホール」と呼ばれ親しまれている、歴史あるホールです。
造りは古く、コンクリートむき出しの駐車場辺りから歴史をうかがい知れると思います。ロビー等の赤目の配色も若いホールでは見かけないですね。
オペラや吹奏楽コンクール等でも使われる、ロックバンドというよりはクラシックユースなホールです。
音響的にもクセが無い印象です。響きすぎたり、デッドでもない。
ただ座席によっては聞こえ方がイマイチのようで。
私個人としてはトロンボーン奏者の清水真弓さんのダヴィッド・コンチェルトを聴いたのが一番思い出深いです。そこまで古い思い出でも無いですけどね。
客層
Aimerさんのコンサートで毎回思うこと。すごく「客層が良い」です。
文字通り老若男女のお客さんがいることも影響しているとは思います。子連れから若年カップル、老夫婦まで来ます。
コロナ以前のライブでもお客さん側がグッズ販売から入退場に至るまで、紳士淑女ばかりでして(正装しているというわけではない)。
昨今の音楽シーンはやはり「静かに聴くこと」が主流でありマナーです。
その中でも静かに立って手拍子等で楽しむことができる皆さまです。
Aimerさん自ら、「(静かに手を振りあうのは)前からやってたよね」とライブ中に言ってしまう始末です笑
SPARK-AGAIN等の「聞くからにハイテンションで盛り上がる曲」でも同様です。花火バチバチで凄かった。
「アーティストのライブ行くのって怖い」という方でも安心して楽しめると思います。
ただ一点、盛り上がる曲から静かな曲になったとき、みんなで起立したまま聴いている、国歌斉唱状態になってしまうのはどうにかならないかなと思うところです(汗)
MC
ライブならではといいますか、ライブの醍醐味といいますか、アーティストの人としての魅力が出やすいMCパートですが、Aimerさんもこの例にもれず、凄くユニークなMCをします。
曲間のMCは、ライブのセットリストトータルで一つとしているためか、雰囲気を壊さないように淡々と語ってくれます。ライブそのものに没入していけます。
みんなで盛り上がるような曲の時はしっかり盛り上げるMCをしてくれるのですが。
アンコール前には、ツアーではご当地トークをしてくれます。通り一遍の。
グッズの紹介が今回は相当雑でして、かなりツボでした。
下のグッズを指して、「コップです!何か美味しいものを入れるといいと思います」
何かこだわったところとか無いの!?と思わず突っ込みそうになりました(笑)
それを聞いて買ってしまうのだから、実はちゃんとしたセールストークだったのかと思うと…
バンドメンバー紹介する時に「面白い仲間たちです」って言ってたんですけど、
一番Aimerさんが面白いよって突っ込んでしまいました…!
魅力
舞台でも派手な化粧や恰好をしない(綺麗なステージ衣装は当然着てきます)のと同じように、本当に「飾らない」辺りが、彼女の魅力なのかなと思います。
あと一挙手一投足可愛い。
「飾らなくても歌一本で勝負していける」という強い気持ちもあるのだと思いますがー
でも久々にライブできるってなった時に泣きそうになっていたり、ファンからも激励よりは心配の声が多かったりするので、やはり「歌好きな女の子」の延長線なんじゃないかなと思ったりします。
親心を持ってしまいます。多分私と同世代なのに。プロ相手に生意気言ってすみません。
「奇蹟の歌声」に違いは無く、凄く儚いように見えてしまうので……本人や周囲の努力で簡単に壊れはしないとは思うんですけども。
これからも私は彼女の歌声に後押しされて、癒されて、生きていくのだなと思ったりします。
いやそんな重い事言ったら彼女がマイク置けなくなっちゃうじゃない?置かないと思うけど!
語り足りないし雑文になってしまいましたが……そのうちオススメの曲とか並べたいけどなぁ…
おすすめアルバムなど
「Walpurgis」と「星の消えた夜に」を履修しておけば今年は困らないと思います。
もう少し踏み込みたいなら…
- ガンダムの曲風が好き→「noir」
- Fateの曲風が好き→「Penny Rain」
- どちらでもない・「Aimerらしい曲が良い」→「blanc」
のいずれかを入手すると幸せになれると思います。Sleepless Nightsとか入れたい気持ちは山々なんですわかって。
また、サブスクも全曲対象になったようですから、そちらで楽しむことも可能です。
ライブ映像は基本的にCDの特典でつくことが多い為、私はCDで買うことが多いです。前も言ったようにサブスク苦手なのもありますが。
※もちろんライブ映像無しの廉価版CDも同時に発売されます。
コメント