こんばんは!Sminovです。
おそらくこのブログのキラーコンテンツになると思われるこの話題です。
なぜなら「実際にやる人が少ないから」です。
Iターン就職というのは、出身地に戻って働く「Uターン就職」の亜種で、出身地でないところへ勤めに行くことを指します。
とりわけ、都会から地方への就職を指す場合がほとんどです。逆は「上京」だとか言ったりしますので。
また、地方から都会に出て、別の地方への就職を「Jターン就職」と呼んだりします。
コロナ禍の影響もあり、田舎暮らしや地方移住が注目されたと思います。
それに伴って、様々な記事が飛び交いました。
大体が事実ですが、思う程豊かなものでもないし、かといってネガティブでもないです。
しかし、調整の幅が広いので、それぞれに合った移住スタイルが相当数存在します。
その一択として、横浜から静岡県へ移住し丸4年となる私の体験談を交えつつ、Iターン就職についてお話したいと思います。
前半は主に「移住の真実(私の主観)」、後半(後日記載)は私の体験談を軸にお話ししていきます。
地方移住の誤解
冒頭につける見出しではないのですが、先に解いておきたい誤解があります。
それは「地方移住」≠「田舎暮らし」ということです。
もちろん、東京都心部に比べたら日本のどの市町村も田舎といえます。
しかし、「地方都市」というものが存在し、生活にも交通にも不便の無い都市があります。
また、交通や生活の便利さも都市部から田舎までグラデーション状になっていて、「地方移住=不便」の等式は必ずしも成り立たないということです。
私の住んでいるところも歩いて数分でコンビニはありますし、車で数分でスーパー、30分で地方都市へ出られます。
「何が何でも自然に囲まれて生きたい」という場合には話は別ですが……少なくとも地方都市に住めば、都心部よりは自然の近くに生きられます。
ちょっと足伸ばせば自然を感じられますからね。
このことを念頭に置いて頂ければ、地方移住もアリなのでは、と思って頂けると思います。
推奨してるわけではないんですけどね。都会も地方も一長一短あります。
地方移住に向く人
それは私のような人です。超主観ですが。
- 車好きな人
- 満員電車または長時間の乗車が苦手な人
- 都会暮らしに憧れが無い人
- 便利さをそこまで求めない人(Ub〇rとか使わない人)
- 人当たりの良い人(非攻撃的な人)
- 地方の求人にマッチする人
このほかにも「常にLINEしていないと落ち着かない(車運転するため/回線弱い場合がある)」等々細かいことはありますが、大体こんな人物像であれば馴染みやすいです。
一部ピックアップして解説していきます。
車好き
必須事項だと思っていますので最初にしました。
地方での生活において車は必需品です。
電車の便利さもピンキリですが、都心部よりは不便なものですし、駅の間隔が遠かったりローカル線は運賃が高かったりなど、不便さが目立ちます。
そこで車が必要になってくるわけですが、経済的負担の重い車が「生活の必要経費」と考えるか「趣味の一部」と考えるかで心的、金銭的負担が変わってきます。
出身地が地方の地元住民であればともかくとして、地方移住をするといった場合には必須な要素と言えると思います。
都会暮らしに憧れが無い人
都会暮らしといえば、満員電車に乗り立派なオフィスに通い、ガッツリ稼いで夜は美酒に溺れ、Zepp TokyoもといDiverCityで音楽に酔いしれ、多くの素敵な出会いを得る……休みの日には友達と渋谷や秋葉原で趣味活をしていく…完全に偏見ですが。
私の場合、一通り大学時代につまみ食い程度ですが経験した上で、本当にライブ三昧イベント三昧とかに興味が無くてですね……
通販全盛ですからショッピングに都会に出る必要も無いですし。アウトレットなら地方にそこそこありますので。
本当に好きなアーティストが数名しかいないので、その時には全力で足を伸ばすといった感じですね。
車の運転も慣れてくると、片道3時間くらいの運転なら造作でも無くなってきますから笑
「休みの日は家で寝てゲームしてるだけ」という方こそ、地方移住考えながら旅行してみて、温泉入って海鮮でも食べて旅館に泊まってみてください。
「帰りたくなくなります」(実体験です)
人当たりの良い人
別に自分を褒めているわけではなくて、地方でなくても大事なことですが。
人口が少なくコミュニティが都心に比べやはり少ないので、面倒ごとを起こすと村八分になるリスクがあります。
実際にコロナ禍では感染すれば人も場所もすぐ特定され、肩身狭い思いをすることになります。
私もパンデミック当初は村八分になるんじゃないかと感染に対して相当警戒していました。
この要素についてもグラデーション的ですが、田舎になればなるほどハイリスクです。
その点東京でちょっとやそっと人間関係こじらせたところで、人もたくさんいますしコミュニティの数もたくさんありますから、やり直しは効きます。多分。
現代はネットですぐ晒されちゃったりするので厄介ごとはしないに限りますが。
「郷に入っては郷に従え」の通り、人畜無害な行動が基本でないと生活しづらくなってしまうでしょう。
迷惑ごとさえしなければ、地方のかたの方がおおらかですので、とても温かく接してくれます。
年下だろうとタメ口になる傾向も強いです笑
地方移住のメリット・デメリット
ここまでで既に一長一短語っているようですが、地方移住のメリットとデメリットについて3つずつ程度お話していきます。私の主観で。
メリット①人混み知らず
これもグラデーション的ですが、田舎になればなるほど混雑知らずになります。
車に乗っていて大きな国道が通っている道は混雑しやすいですが、東京横浜に比べたら断然走りやすいです。
歩行者が少ないので、横断者が全員渡り切るまで待ちぼうけ…なんていうことも少ないです。
地方特有の混雑があり、以下の三か所は駐車場入り口で渋滞が発生します。
- 安いガソリンスタンド
- スターバックス
- マクドナルド
あとは出来立てのららぽーとも渋滞します。
メリット②特産品が手軽に手に入る
地方移住するからには、その現地生産の美味しいものだとかを味わいたいものです。
今までは都心から遠路はるばる求めてきたものが、ふらっと足を伸ばせば手に入ります。
私の住んでいるところは、さわやかハンバーグも沼津の海鮮も、その気になればいつでも軽く車出せば食べに行けるんですから……
北海道で言えば、現地の人からしたら贅沢な海鮮がおやつ感覚で食べられるとかなんとか…
特産品というには形態が違いますが、地方の「アニメの聖地」等に住めば、「聖地巡礼」も容易にできます。それどころか聖地の一員になれますからね。
メリット③仕事の待遇が良い場合がある
大っぴらにはされないが気になる点だと思います。
少子化と地方の過疎化によって、人材難に陥っている企業はたくさんあります。
そういった企業は中途採用が多く、その企業の柱になるための人材育成もままならないまま退職してしまったりもします。
そのため、住宅資金補助等の手当を決めている企業もあります。
家の所有権(契約者)は会社(法人)になる代わりに、住む側は少しの負担で済みます。
私の場合は賃金としては据え置きか都内勤務より劣ると思われますが、手当面含めば十分フォローされていると感じます。
(そもそも留年していてもコンスタントに雇ってもらえるのがだいぶ有難かったりします)
UIJターン向けの企業説明会では、来場者が「住宅手当があるか気になる」のは当然と思われているので、気軽に聞くことができます。
静岡県の場合は以下のようなサイト・事業があります。私もここをきっかけに地方移住をしました。
https://shizuoka-de.com/ 「就職するならしずおかで!」
デメリット①車関連費がかさむ
車好きでないとつらい点ですが、車の関連費用がどうしてもかかります。
都市部でも定期券代等はかかりますが、地方ではガソリン代がかかってきます。
昨今はそれも相当高い…レギュラー170円程度ってどういうことなのですか…
雪の降るエリアではスタッドレス等冬支度が必要にもなってきます。
デメリット②都会から遠い
何度も言ってしまっていますが、都会から遠いことはデメリットです。
流行りのイベントは東京発であることが多いし、新製品等も東京大阪辺りの先行販売が多いです。
※フィールドテスト自体は静岡県も多いです
飲食に関しても、地方都市に出れば美味しい店は多いですが、やはり一流のお店は東京にお店を構えがちです。
歓楽街は地方都市にもありますが、車社会の都合上、都心に比べ飲み歩きをするのにも準備が少々必要です。
仕事やサークル活動をした後で飲み会ということになると、一度車を家に置いて…という作業が必要になってきます。電車賃もかさみます。
代行運転は利用しやすくはなりましたが、料金は高いですし、週末は1~2時間以上待ちがザラです。
加えて健康だと見落としがちなのが、病院までの距離も重要ということです。
デメリット③出会いが少ない
独身でいると気になってくるのがこの点です。人口の絶対数が少ないのでやむなしではありますが。
都会同様マッチングアプリや街コンなどを利用することも可能ですが、利用者も限られてくるため都会住みより効果は薄いです。
それなのに利用料金は同一なのでコスパも悪くなってきます。
地方自治体も市民の未婚化に危機感を抱いており、どの県でも支援事業等があります。
広告費節減のためか、大っぴらにテレビCM等は打ち出していないようですが。
静岡県では以下のようなものがあります。
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-130/kosodate/deai.html ふじのくに出会い応援事業
(入ってみたレポートとかしたらみんな見てくれるんだろうか…?)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
地方移住について意外と想像通りだと思われますし、かといってそうハードルの高いことではないと感じています。
「極端な田舎へ住みたい」とかでもない限り、案外実現できますし、苦しくない生活ができます。
都会に比べてお金周りは優雅にはできませんが、人と物事に追われない分、心と時間にゆとりがあるようには感じます。
なので働きながらネットに張り付いていたり、長文のブログをそこそこの頻度で書けたりもします笑
次回は私の体験談を軸にお話ししていきたいと思います。
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